看護師としての志、愛をロウソクの灯火に託し、先輩から後輩に伝える『小倉南看護の日』を開催することができました。
インフルエンザ、コロナ感染のため、簡素な式となりましたが、先輩の愛情や先輩を尊敬する後輩のまなざしがとても感動的でした。

 
1500年代に看護を男の求道として行った男性看護師の歴史や、1800年代に近代看護を築き上げた女性看護師の歴史から、看護師としてのほっとけない恕の心を大切にする先人達の思いを学びました。先人達の看護師としての情熱や使命感を受け継ぎ、託された思いをつなげていけるようにしていきたいと強く感じる時間となりました。
 
看護の歴史は長いですが、看護師としての職業が認められたのは最近です。その背景には、患者様のために苦労も厭わず闘い続けた、先人達のほっとけないという恕の思いがあります。先人達が確立してくれた看護師としての誇りを大切に看護していきたいですね。
 

  
 
卒業生の先輩が学生に人を愛することの大切さを、現場の状況を通して、一生懸命に語ってくれました。
 
  
 

 
〜 在校生から卒業生の先輩に質問 〜
 
 学生より 
「卒業生の先輩方から知識、技術は後でも身に付けれられるが「愛する気持ちの基盤」は、学校でしか学べない。簡単な方を選ぶより、逃げずに辛い方を選んだほうが良いという事を教えて頂きました。自分の生き方として、迷わず、困難な道を選んでいきたいと思いました。」
 
「学生時代に先輩方は、“相手のために”と誰かの事を想い行動されていて、“自分のために”ではなく“誰かのために”行動できる自分でありたいと感じました。」
 
「先輩のように、今やらなければならない事を後に回すのではなく、すぐに行動していこうと思いました。」
 
 
 
卒業生の皆さん、多忙な中、後輩のために駆けつけてきてくれて本当にありがとうございました。
卒業生の温かいメッセージは、学生に夢や希望を与えてくれています。教員としても、患者様を第一に考えるブレない志を持つ卒業生の皆さんを尊敬します。卒業生の後輩を思う愛情がとてもありがたいです。
 

 
 
卒業生が看護学生として新たなスタートを歩む1年生の門出を祝い、コサージュをつける光景は、世代を越えた愛情を感じます。
 
 
小倉南で培ってきた愛情を誇りにし、看護師としての愛を先輩から後輩に受け継ぐ灯火譲りは、灯火を譲る側、譲られる側、それぞれが責任を感じながら行います。小倉南の灯火が、教員、卒業生、学生へと繋がり、一つの輪の中で全員の灯火が灯る瞬間、とても感慨深いものを感じます。 
 
 
  
 
 
 
 1年生より 
「先生から“力強い誓いの言葉でしたね。社会に出ても大切にして下さい。”と言って下さったように、誓いの言葉は、自分が看護師として働いている以上、絶対に大切にしなければならないと感じました。看護師として分からない事、辛い事があっても、看護の日で誓った言葉を思い出して、看護していきたいと思います。」
 
1年生の皆さん 誓いの言葉を大切に幸せな看護師になって下さい
 

 
 
 
 
どんな看護師になりたいのかについて意見交換する姿は真剣です 
 
  
 
2年生、3年生が、1年生の看護学生のスタートをお祝いしてステンドグラスを作成。
みんなで協力し合い、とても楽しそうでした。
 
 
学校の全ての窓に、学生達がステンドグラスを作ってくれました。
 
 
 
 
愛することを大切にして欲しいと“バラ”をデザインしたものです。
華やかですが、とても厳かにもなる力作でした。
 
 
 
男性看護師としてもみの木のように、真っ直ぐに立ち続け、
小倉南の男性看護師としての誇りを大切にして欲しいと願いデザイン。
 
灯火を大切にして欲しいと3年生が1年生の為に作ったロウソク入れ。
ロウソク入れを頂いた1年生はとても嬉しそうでした。
3年生の温かい愛情は、1年生にきっと届いていると思います。
 
 
3学年の絆に心がほっこりします