学校概要
理事長兼学校長 : 西島 至令

教育理念
1. 民主社会の一員として、その使命と責任を自覚し人間の尊厳をわきまえ、すべての人々を公平に受容しうる自主的精神に満ちた人間の育成をはかる。
全ての人はその人格を尊重され、健康に生きる権利を有する。出生から死に至るまで、その健康を護るために自らの意志と選択をもって、医療従事者の援助を得ながら最善の医療を受けることは、人としての基本的権利である。医療の一端を担う看護職者は、これらの権利の実現に努め、その擁護者となるべき社会的使命を負っているという自覚を持たなくてはならない。
 
2. 看護に必要な基礎的知識・技術・態度を習得し、知的・実践的看護を通して社会に貢献できる人材の教育を行う。
個人とその家族の持つ健康上の問題解決過程を修得させるために、自主的・創造的に学習する機会を提供する。
 
3. 変動する社会の要請に対応して看護の役割を認識するために、広い視野を持ち、世界の動きに着目する機会を与える。更にその中で、日本人の生活の母体である風土と、日本人の心を踏まえて、主体的に行動する素地を育む。
 
4. 将来看護の専門職者として、成長・発達していける素地を育むため、研究的態度を養う。
 
沿革
・ 昭和 52年 4月 医療法人小倉蒲生病院に開設準備室設置
・ 昭和 54年 2月 厚生大臣より小倉南看護専門学校(2年課程)として認可
・ 昭和 54年 4月 開校式・第1回生入学
・ 昭和 54年 6月 専修学校として認可   校歌・校章を決定
・ 昭和 54年 7月 落成記念講演会に聖路加看護大学学長 日野原重明先生を、招聘
・ 昭和 56年 3月 第1回生卒業
・ 平成 元年 2月 厚生大臣より小倉南看護専門学校(3年課程)として認可
・ 平成 元年 4月 3年課程第1期生入学
・ 平成 2年 3月 第10回生卒業(卒業生373名、2年課程終了)
・ 平成 4年 3月 3年課程 第1期生卒業
・ 令和  6年 3月 第33期生卒業
 
教育の特色
1. 入学生
開学当初より男子学生が入学しており、男女共学での教育に関しては、30年の歴史と実績があります。
入学にあたっては、将来看護師として社会に貢献したいと思っておられる方であれば、年齢・性別を問いません。
 
2. 教員
教員は、各看護学の専門領域を持っており、互いに連携をとりながら、専門的かつ責任を持った指導をしています。
 
3. 教育方法
(1) 教育理念である「自ら求め、自ら学ぶ」ことができるよう、また問題解決能力を養うために、
全国の専門学校に先駆けてPBL(問題解決型学習法)を取り入れています。
 
(2) 専門学校では数少ないゼミナール制を取り入れ、専門職として自ら求め自ら学んでいく、
研究的素地を育てると共に、コミュニケーションの技術・人間関係の形成能力を学びます。
またゼミナールを通し、3学年の連携を育てています。
 
(3) 「男性性・女性性は人間性に先立つ」ことから、男性性・女性性を持った人間性豊かな看護師を目指し、
“男子ゼミナール”“女子ゼミナール”の活動を行っています。
 
(4) 地域に役立つ看護師となる第一歩は、相手に受け入れていただけること・・・。
そのために、接遇教育・環境整備の教育を充実させています。
 
(5) 日本人としての心を大切にできる、日本人の心が表現できるよう、
日本人と日本の文化の理解・伝統の継承ができる教育を行っています。
 
(6) 看護師として相手を思う心、感性を育てるための教育を行っています。
 
4. 卒業生
卒業生は、各地の人々の求めに応じて活躍する看護師として、日本全国の看護の現場で活躍しています。